地獄の始まり - ロシア在住バレリーナ

2019年6月29日に無事またモスクワに戻れたので、次の日すぐにバレエ団に行きました。(配役されてなくても話し合いでなんとかならんかと)

結果、リハがもう始まってるし7演目くらいあるからとても時間が足りないし無理だろう。といわれどうにもならず、、まだまだこんな行って1年も経ってないロシア語では戦闘力も足りず断念するしかなかった。ただクラスは来ていいって言われてたので毎日行きました。

その後にみんなリハやってるのに参加できない惨めさったら半端ない。泣きそうですよ。ほんまに。

夏はだいたいどこも長期休みに入るのでただでさえ仕事が見つからない、、とりあえず踊れる体を保つことだけを考えて他のバレエ団のクラスや3月に行ってた有料のスタジオにも積極的に行きました。

なので、どんどんお金が減るわけです。収入がないから！！！！！

なんかしなくてはと、知り合いに(日本語が少しわかるロシア人)日本語を教えるバイトや自宅で軽くバレエをやりたいと言っている方に時々バレエを教えたりしてなんとか生活費の足しにしていました。(こういう人達がいてくれただけでもありがたい)

あとお金はなかったけど、ボリショイ劇場に行きました。普通に日本じゃ考えられないくらいの値段で入れるのでいつもツアーでモスクワにあまりいられないから逆に行ったろと思って笑

あともう一つモスクワで有名なダンチェンコ劇場にも行きました！モスクワに来るまでこの劇場は知らんかったけど、かなり好きになった！

こんな感じでバレエのクラス、たまにバイトみたいな感じで過ごしていましたが、もちろん配役を忘れるバレエ団にはもう戻りたくないと思って就活も進めていました。オーディションも受けたけど、また日本人は中国に連れて行けないという理由で取ってもらえなかったり、でも夏の間またどこかロシア以外の国にツアー出ないとビザの滞在日数オーバーなると思って知り合いに聞きまくったりしてメッセージ書いたけど、全滅。もう旅行かなんかで行くしかないんかな。と頭を過ぎりました。(また日本帰るお金あるわけない！)

仕事はない、日本にも帰れない、毎日食べたくもないマカロニとか蕎麦の実とかの節約飯で嫌になり、毎日こんなことある？って思いながら過ごしていました。(どこかでなんとかなる！って思って行動してたけど、なかなかのダメージだった)

でも希望の光はやってきました。

有料スタジオのクラスを知り合いの方が紹介してくれて、元ペルミ国立で踊ってた先生だしなんか夏限定らしいよ。といわれて、

もしかしたらなんか公演の情報もってはるかも！と思ってすぐ行きました笑　もう数うちゃ当たるかなって。

マダム達がレッスンしているところに、バーンッて入ったらそら目ひきますよね笑　(プロ歴浅すぎるけどこちとら23年やってますわって)

クラス終わりに今の状況を話したら理解してもらえて、9月からリハがあって10月11月とドイツ、ロシアツアーがあるから是非働いてほしい。と言われた！！！でも夏は僕の所は働いてないから、また9月に。と言われて電話番号もらってその日は終わりました。

いや、とりあえず働く目処立ってよかった！！！めっちゃ嬉しい！と同時に、9月っていつやねん。(当時たしかまだ7月笑)まじで旅行説あるやん。て思い、パッと思いついたのがウクライナ。単純にロシア語通じるし興味あったから笑　あと何より物価が激安！！！！

知り合いに話すと、一緒に少し同行したいと言ってくれました。でも、私はお金がないので、モスクワ→キエフはバス笑　彼女は電車。キエフの宿現地集合...笑　ついでにモルドバにも行ってみよう。ということで7月中にウクライナとモルドバ行きのバスのチケットを買いました。(国から国はすべてバス移動)

↓この記事が良いと思ったら、クリックお願いします！