ロシアにたどり着くまで - ロシア在住バレリーナ

夜のリハーサルまで時間があるので書きます。

バレエをがむしゃらにやり出した小学高学年のころから海外でバレリーナの夢がありました。

でもうちの家は父が全くバレエを許していませんでした。(お小遣い貯めてコンクールでたことも笑)

とにかく勉強が第一条件だったので勉強はとりあえず頑張ってバレエをなんとか専門学校まで続けることができました。

専門卒業までに何度も進路に迷い、父に反対され(今思うとこの反対に当時負けて諦めてた)１８歳まで習ったバレエスクールに講師として戻りました。

この頃に両親が離婚。バレエは母の薦めだったので、母は昔も今もずっと応援してくれています。

で、２５歳くらいの時にまた海外で踊りたいって強く思いました。(あと日本でバレエするにはお金がかかりすぎるのも理由)

もう留学の年じゃないしいきなりバレエダンサーにしても遅いのもわかってましたが挑戦せずには終われない性格なので、むしろここで挑戦してダメだったらさすがに諦める！くらい自分を追い込みました笑(でもなぜか行ける気しかしなかったこの時の自信が謎です笑)

まず国選びかなと思い、古典バレエがやりたい！(ロシアは給料もらえると友達から聞いた)ただそれだけでロシアを選びました笑　単にロシアバレエが好きだったというものありますが。

ドイツ留学の時も初1人海外だった訳ですが、何かやりたいとなったら、言語がどーとか生活がとか細かいことは何も考えないタイプなのでまずオーディションに何が必要か考えて即準備していきました笑

まず思ったのが履歴書作りなどに日本語がわかるロシア人と知り合うことだなって思っていたら講師の時に教えてた方からちょうどロシア人の集まりの料理教室に誘われました！！！これには自分でもびっくり。(タイミングやばすぎるやろ)そこでロシア人の方と何人か知り合いになり、履歴書手伝う！という方がいて、そして書類が出来上がりいざロシア中にオーディションビデオやら履歴書を送ろうとしている時に料理教室の時に知り合った以来のロシア人の方と偶然の再会、今ここまで進んでる！とすべて話すと後は全部サポートする！と言ってくれて本格的に手伝ってくれました。(今でも色々聞いてます笑)

そしてロシア中に送った中で(50個くらい送った気がする)ビデオ、履歴書、写真で私を取ってくれたバレエ団は１つでした。

ロシア語が何一つ分からなかった私はここがどういうバレエ団かも知らずにただ嬉しくてロシアへ行く準備を整えて(ビザが必要とかも最初は知らずにいました笑)2018年9月13日に日本からモスクワへ飛びました！これがまず最初の一歩です。

本当一歩まで遠かったけど、1人じゃ絶対できなかった。ここには書ききれない周りの方のサポートのおかげと思うのと同時に、人間やる気になって本気になればできないことはないのではないかとこの時思いました。

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