一時帰国までの１週間 - ロシア在住バレリーナ

ビザの関係で2019年1月5日に一時帰国が決まっていたので、韓国から帰ってくると帰国までのラストスパート公演が待っていました。(全15公演...笑　1日平均2公演の計算)

演目は韓国と同じくくるみ割りだったのですが、ここにきて初めて1回だけ代役ですが、花のワルツのソリストに選ばれました。

ロシアにきてからコールドばかりでおまけに公演数も多くてこなすばかりになっていたので嬉しかったです。

12月31日は人生初の1日3公演を経験しました。それでも客席は毎回ほぼ満席でした。お客さんはバレエ観て

から年越すかー。くらいの感覚でしょうか。(やってる方はもう死にかけ、毎回デジャブ)

終演後には有名な赤の広場の年越し花火をどうしても見たくて、荷物を置いて即飛び出しました！これもとても良い思い出です。

そして1月4日には石川の時に同じスクールだった先輩2人がわざわざビザとってモスクワまで公演を観に来てくれました！！

ですが一つ前の記事に書いたように、毎回コールドだったことに変な慣れというか、踊りに対するたるみが出ていたのを終演後に面と向かって言われました。自分的には適当に踊ってるつもりはなくても中身のない踊りは伝わってしまうんですね。

そしてこの時、なんでこんなこと言われてるか全然わからなかったです。この時の私はロシアに来て踊れてる事実に満足していたんだと思います。いつの間にか成長も望んでなかったし。

でも時間が経って今思えるのはやっぱり人間、ただやってるだけじゃ何も成長しないし、チャンスも回ってこないということです。将来こうなりたいと思う気持ちは常に持ち続けなければいけません。そのためにはその時与えられた事を最大限やらないとだめですよね。

2人には浅はかな公演を見せてしまって申し訳なかったと反省しています。

そして最終日、1月5日帰国の日の昼の公演まで踊って荷物を取りに帰ってその日の夜の便で日本に帰りました。帰るギリギリまで仕事があったのは大変だったけど、ありがたかったです。

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